春と言えば桜、卒業、入学など心おどる季節ですが、医学的には春と言えば「花粉症」でしょうか・・。
みなさんは「花粉症」はありますか?
2024年 春の花粉飛散予測(第6報)
によると、スギ・ヒノキ花粉シーズンは、4月中旬から下旬でまもなく終了とのことです。
鼻みず、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみなど、つらい季節です(>_<)。
症状が強い場合は、倦怠感やのどの痛みなども伴い、風邪とよく似た症状となり、実際に風邪も同時に重なる場合もあるかもしれません。
花粉症とは、花粉が原因(アレルゲン)で発症するアレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎などを言います。
気管支喘息やアトピー性皮膚炎も同様のアレルギー疾患であり、これらを重複して有する場合もあり、
例えば春のスギやヒノキの花粉が原因で、鼻や目の症状だけでなく、喘息や皮膚炎もあわせて悪化する場合もあります。
花粉が山の木から大量に飛散している映像をテレビなどで見かけることがありますが、身のまわりでは花粉は粒子が小さくて目には見えず、
窓を開ければ知らないあいだに屋内に入ってきて、外出した際は衣服にも花粉がついてしまうと考えたほうがいいでしょう。
目に見えず知らないあいだに口や鼻から入ってきたり、目に付着したり、というのは、花粉もウィルスもやっかいなものです・・。
花粉症の治療としては、抗アレルギー薬の内服や点鼻、点眼があり、その他、漢方薬もあり、症状が強い場合は重ねて使用することも可能です。
薬によっては、または内服する人によっては、眠気が出る場合もありますが、現在は、薬剤も選択肢が増えてきています。
症状が強い場合には、ステロイド薬も選択肢となります。
花粉症ではないですが、黄砂が多い時期には花粉症と同じような症状が出ることがあります。
花粉症や黄砂による症状でお困りの際は、当院までご相談ください。